苦労して作ったチラシをお客さんに見てもらうために押さえておきたい「5つのキホン」

「デザインにこだわったチラシ」「刺さるキャッチコピー」「いい紙を使って上質に仕上げたチラシ」など、デザイナーや広告代理店と試行錯誤しながら制作した「いいチラシ」もターゲットのお客さんに見てもらわなければただの時間と制作費のムダになってしまいます。

社内の同僚や広告代理店の担当者に「このチラシのデザインいいですよね」「いいセンスのキャッチですね」と絶賛されたところで、お客さんからの反響がなければ、自己満足に終わってしまいます。

 

そこで今回は、あなたが作った渾身の力作チラシをムダにしないために、いかにターゲットである見込み客に見てもらうか、手にとってもらうかの手法の選び方のキホンを5つの項目に絞ってご紹介します。

 

1、ターゲットを想定しよう。

商品、サービスによって、見てほしいターゲットがあると思います。

まず第一段階としては、実際に「来場してほしい」「記載した電話番号に問い合わせがほしい」というターゲットがチラシを見て行動を起こしているシーンを想像することから始めましょう。

 

例えば、

ターゲット①:30代~40代のファミリー層

ターゲット②:60代以上の高齢者のみ

ターゲット③:チラシさえ見てもらえれば売れるのでターゲットなし

『ターゲットがはっきりしているか』or『ターゲットは幅広いのか』によって配布する手法は大きく異なります。自社の商品、サービスがどちらにあてはまるのか、改めて見直してみましょう。

2、チラシの配布方法を知ろう。

ターゲットが決まったら、次に現在チラシをお客さんに届ける手法が市場にいくつ出回っているか確認していきましょう。

現在主に以下の5つの手法が用いられています。

①  新聞折込

②  地域情報誌への折込

③  ダイレクトポスティング

④  店舗ラック設置

⑤  商品同梱

今回は、主に企業のマーケティング、プロモーションの担当者さんに考えていただきたい内容ですので、大型店舗のリソースを必要とする④、⑤は割愛して、①~③の特徴について詳しく書いていきたいと思います。

3、自社ターゲット×配布手法って??

冒頭でお話したとおり、実際に『来場してほしい見込み客』、『問い合わせがほしいターゲット層』が決まっているか否かによって配布手法を慎重に考えるべきかと思います。

例えば、20代をターゲットにして来店数を増やしたいのに新聞折込というのはあまりにもナンセンスなのです。実際に2015年のデータでも、20代の新聞購読者率=新聞行為率は全人口の2~8%しかいません。

(参照:ガベージニュース http://www.garbagenews.net/archives/1754749.html

つまり、100枚のチラシを新聞折込で配布しても、20代には最大8人にしか見せることができないのです。しかも、新聞折込は、競合他社と同じ日に折り込まれることが多く、その8人でさえ、手に取ってくれる確率は大幅に下がります。

この場合は新聞折込を手法から外し、地域情報誌への折込orポスティングに限定すべきでしょう。

また、反対に60代以上の高齢者をターゲットにしたい場合、新聞折込は有効な手段になります。新聞行為率も50~70%と高く、新聞折込を実施している企業に対する信頼度も高いことから、必然的にリーチ率は高くなります。

4、自社ターゲット×1枚あたりの単価を考えよう。

配布したい枚数に対して、どれくらいの配布コストがかかるか、については、地域差も関係しますが、おおかた、以下のような相場になります。

①  新聞折込:2.9円~5.5円/枚

②  地域情報誌への折込:3.0円~6.5円/枚

③  ポスティング:3.5円~10円/枚

このときに上記の単価といっしょに考えたいのが、『有効配布単価』です。『有効配布単価』とは、「お客さんがチラシを手に取って1回でも見てくれる行為を1カウントとして、それにかかった単価」と定義されます。その単価を求めるには、以下の公式に数値を当てはめていくと簡単に考えることができます。

 

【公式①】

チラシ配布枚数(枚)×手に取る確率(%)=有効配布枚数(枚)


【公式②】

チラシ配布コスト(円)÷有効配布枚数(枚)=有効配布単価(円)

新聞折込を例にとって以下の2パターンを見てみましょう。

 

■20代ターゲット×新聞折込の場合

 

【公式①】

100,000枚×8%=800枚


【公式②】

300,000円÷800枚=375円

 

■60代ターゲット×新聞折込の場合

 

【公式①】

100,000枚×70%=70,000枚


【公式②】

300,000円÷70,000枚=4.28円

どうでしょう??ターゲットが20代か60代以上かによっての、『有効配布単価』は20代が375円に対して、60代以上では4.28円。なんと89倍の差が出ました。

新聞折込では上記の結果でしたが、ポスティングではどうでしょうか??

ポスティングは、ほぼすべてのお宅(一部マンションでは、配布禁止の規定を設けている建物もあります)に配布が可能であり、手に取る確率は100%です。

ただし、そのままゴミ箱直行、ウチには入れないで。というクレームもしばしばありますので、一長一短ありますが。。。

また、最近のポスティングは、『国勢調査の居住データ』を使って地域を選択できたり、『建物の種類を限定』して配布ができたりと、ポスティングも多くのターゲット手法が出てきています。

例えば、以下のような属性が、地域別(番地別)にポスティングデータとして蓄積しています。

 

①  戸建て住宅、集合住宅戸数

②  世帯年収(300万円以上100万円単位)

③ 居住年数(10年以上の割合)

④  年齢分布(5歳単位)

つまり、ターゲットの属性の見込み客がどの地域に多く居住しているのかを事前に知ったうえで、ポスティングの実施地域をセグメントできるというわけです。

5、地域性を考えよう。

チラシでのマーケティングを考えるうえで、その地域の人口構成や傾向を知ることは非常に大切な指標となります。例えば、

・「郊外で一戸建てが多く、高齢者が多く住んでいる。」場合、新聞折込が、ある程度有効となります。

反対に、

・「都心部で高齢者は少なく、働いている20代~30代が多い。」場合、前述のとおり、ほとんどの人は新聞を読んでいないため、作ったチラシはほとんどターゲットの目にとまることはなくなります。

どんなにいいチラシを作っても、まず大前提として「見てもらわなければ効果ゼロ」になってしまいます。

~まとめ~

今回書いたように、新聞折込でリーチできるターゲットは実はこんなに少ないんです。もはや、60代以上の高齢者をターゲットにした商品、サービス以外は、なかなか思ったとおりの反響を得るのは難しいのではないでしょうか??

そんなときに、

『地域データを活用してチラシを届けたい』

『費用対効果を意識したチラシマーケティングがしたい』

『できる限り多く反響をとりたい』

そんな要望をかなえる手法のひとつがポスティングです。

ここでは書けることが限られますが、ポスティングにはできることがたくさんあります。

ぜひこの機会に今一度、自社のチラシマーケティングを見直してみてはいかがでしょうか??

J.O

J.Oアカウントプランナー

投稿者プロフィール

2016年8月入社

この著者の最新の記事

コメントは利用できません。

Facebookページ

アドイロのSNS


ページ上部へ戻る