仮想通貨の土台となる「ブロックチェーン」とは?【Part.1】

はじめに

17世紀のチューリップ・バブル以来、人類史上最大のバブルと言われているビットコイン。

ビットコインの投資で数千万を儲かった、という話も周りから聞こえてきたり・・・

 

本日は、最近話題のビットコインやイーサリアムなどの”仮想通貨”と、

その土台となるブロックチェーンについてお話したいと思います。

 

始める前に「ブロックチェーン」と「仮想通貨」の関係について簡単に説明しますと、

 

”ブロックチェーンは仮想通貨の土台となる「体系」であり、

仮想通貨はブロックチェーンの技術を通貨分野に応用した結果物”

 

といえます。ブロックチェーンがその土台にある仮想通貨は、

あくまでもブロックチェーンをもとに具現された一つの商品なのです。

 

もちろんブロックチェーンは、仮想通貨ではない他のサービス・商品の土台技術にもなりえます。

 

通貨は信用

”どうやってビットコインは「通貨」として機能するのか?”

この質問に答える前に、先ず「現代社会における通貨とは何か」について考えてみたいと思います。

 

金・銀などの実物から、実物に対する交換証書が通貨の役割を担うようになり、

1971年のニクソンショック以降は、事実上その実物(金)に対する交換さえ補償できない不換紙幣になったり、

2008年のリーマンショック以降は、「量的緩和」という名のもとで膨大な量の通貨が発行されたこともありました。

 

それにも関わらず、我々はこの通貨を持って問題なく生きています。

それは、我々は貨幣のことを”信用”しているからです。

 

ビットコインやイーサリアムも同様、「通貨」として”信用”されているのです。

この”信用”の源がブロックチェーンとなります。

 

それではブロックチェーンはどうやって信頼の源になるのでしょうか。

 

分散型台帳

Aという人がBという人に、1万円を送金する状況を仮定してみましょう。

Aが銀行サイトにログインし、残額確認・Bの口座情報を入力・暗証番号入力というプロセスを行うと、

Aの口座から1万円が減り、Bの口座に1万円が足されます。

 

個々人の財産の取引であるこういった送金プロセスは非常に重要です。

送金に必要なすべての確認は銀行で行われ、その記録・データも銀行に保存され、外部には公開されません。

 

送金に対する我々の信用は、銀行に集中され、送金プロセスにおけるすべてのデータも銀行に集中されています。

言い換えれば、銀行のサーバーが誤作動したり、データが消えると我々は財産を失うことになります。

 

このような失敗を解決する既存の一般的な方法は、”多重化”です。

2重、3重で複製や分散処理を行い、単一失敗地点をなくす多重化戦略は、高いコストがかかります。

 

ここでブロックチェーンは、この問題に対し、完全に違う観点からアプローチしています。

・取引情報を参加者全員に公開

・誰でも取引情報を生成できる

・取引情報を参加者全員がコピーし、同期化できる

2重、3重ところではなく、数千重・数万重化の処理を行い、データが消える可能性を源泉から防ぐのです。

 

ブロックチェーンは、巨大な分散型台帳といえます。

なおかつブロックチェーン上のすべての取引情報には、「デジタル署名」が含まれており、

その取引情報が”本物”であることを信用できます。

※デジタル署名は、非対称キーとハッシュ関数を利用して、データの真偽を証明する仕組み

参照:http://www.infraexpert.com/study/security6.html

 

完了された取引情報の変更は事実上不可能

採掘に成功し、産出されたブロックハッシュ(ブロックの識別子)の値は、

次のブロックのハッシュ値の計算に使われるため(previousblockhash)、

もし悪意を持ったハッカーにより既存の取引情報が変更されたとしても、その次のブロック、更にその次のブロックの

プルーフ・オブ・ワークの正解(nonce値)を再度探さなければなりません。

 

つまり、取引情報を変更したブロック以降のすべてのブロックに対し、採掘し直さなければならないのです。

 

例えばビットコインの場合、

2017年12月現在、およそ40万個のブロックが存在し、ブロック一つの採掘当り約10分の時間がかかるため、

最初の元素ブロックであるgenesisブロックの場合、含まれているすべての取引を変更するのに約480万分、9.1年の時間がかかります。

(参照:http://bitcoincharts.com/bitcoin/

 

その9.1年の間も、10分ごとに新しいブロックが生成されるため、取引情報の変更は事実上不可能なのです。

 

まとめると、下記2つの点から、ブロックチェーンは”信用”の源として機能するのです。

・取引情報の真偽を証明する「デジタル署名」による暗号化

・取引情報の変更を不可能にする「一つ前のハッシュ値と連動して繋がるブロックの特性」

 

まとめ

今回は、ビットコインなどの仮想通貨と、その土台になるブロックチェーンについて、

具体的な説明に入る前に必要な基礎的な原理についてお話しました。

 

Part2では、

「具体的にブロック・ブロックチェーンとは何か」

「どういった情報が含まれているか」

「どうやって仮想通貨は新しく発行されるのか」

などについて、より深掘りしていきたいと思います。

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